意外にも効果あり!?風邪の鍼灸治療
カゼと鍼灸治療というと、まったく関係なさそうな気がする方が多いのではないでしょうか?
しかし、意外と鍼灸治療がカゼに効果があるそうです。
今回はカゼの鍼灸治療に関して簡単に記載して行きます。
※もし間違っていることがあれば教えて下さいね。
カゼを東洋医学ではどのように考えるの?
カゼはウイルスが原因でなると言うことは現代の私たちは良く知っていることです。また、このカゼのウイルスに効果的な薬が存在しないため、皆困っていますね。
東洋医学では、カゼとは風邪(ふうじゃ)という邪気(じゃき)が身体に入ってなるものだそうです。邪気とかいうと怪しげなイメージですが、東洋医学では目に見えない身体に悪いものを邪気、邪気の中で外から入ってくる病気の原因になるものを外邪というそうです。(外邪には6種類あって六淫の邪気といいます。風邪の他には、湿邪・燥邪・暑邪・火邪・寒邪などがあるそうです。)
身体が元気な状態では風邪が入ることはありません。しかし、身体が弱っている時は、邪気が入らないように守っている働きが弱くなっているために風邪が入ってきてしまいます。この弱っている身体を元気にすれば、身体の中に入っている風邪を追い出せます。そうすればカゼは良くなります。
日ごろから体調管理に気をつけて元気にしておけば、身体を防御する働きも弱らないので、カゼも引きにくくなるそうです。
鍼灸治療ではどんなことするの?
鍼灸治療では、風邪を追い出すように治療しつつ、同時に全身の調子をよくするように治療するそうです。
風邪を追い出すには漢字の「風」の文字が入っているツボが有効なことが多いそうです。風邪が原因の病に効果的のツボなので「風」の文字が入っているとの事ですよ。これ等のツボを使って風邪を追い出しつつ、さらに同時に全身の体調をととのえ身体の機能を高めれば、より早く風邪を追い出せるそうです。
上手く治療してもらえると普段よりも格段に早くカゼがなおるそうです。
ちなみに、鍼灸治療を科学的に調べたところ、鍼灸を行うと免疫細胞の働きが高まることは判明しているそうです。身体の免疫の働きが高まるのならば、確かに早く治りそうですね。
注意点
熱がでないでグズグズしていたカゼなどは、鍼灸治療を受けると一時的に熱が上がったりすることもあるそうです。治療を受けた後はゆっくり休みましょう。
風邪の鍼灸治療をどこでも行ってくれるわけではないそうです。運動障害等を得意としているところでは、風邪等の内科的なものは苦手だったりするそうですよ。病院でいう外科・内科みたいなものだそうです。必ず、カゼの治療を行っているかどうか確認してから行きましょう。
まとめ
風邪の治療に鍼灸という選択肢もあることが分かったかと思います。風邪を引いてしまったときは、一度試してみると良いかもしれません。早く治るかも知れませんよ。ただし、風邪を引かないのが一番大切だとの事です。日ごろから風邪を引きにくいように無理をせず、体調管理に気をつけつつ、できれば定期的に鍼灸治療を受けておきましょう。
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